『Googleのソフトウェアエンジニアリング』の本が良かった
目次
はじめに
色んな人に薦めていただいた『Google のソフトウェアエンジニアリング』を読みました。600ページ強あるボリュームたっぷりの本で読み終えるのに時間がかかりましたが、幅広く深く内容が説明されており、学びのある本だったので感想を残します。 内容の要約などは書いていないです。
幅広い情報が深く説明されている
Googleのエンジニアリング文化、プロセス、ツール、リーダーの振る舞い等について細かく説明されていました。
文化、組織論といったトピックの内容は自分にとって新鮮な内容が多くて面白かったです。 良いチームとは何か、知識を共有することの重要さ、その為に必要な文化などについて詳細に書かれていました。
特に、3章の「知識共有」の内容は、普段の仕事で意識したり他人から教わる機会がほとんど無かったので非常に新鮮かつ学びが多かったです。
テストについて詳しく書かれている
テストの章は、具体的なコードと共に細かく書かれていて非常に参考になりました。
本来は”バグの防止” “エンジニアの生産性の改善”のためのテストのはずが、テストの保守に消える時間がどんどん増え、逆に生産性が落ちてしまうという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
本書ではそのような脆いテストを防ぎ、変更に対するテストの堅牢性を高めるためのパターンやプラクティスについて解説されていました。
今まで、テストを書くときは境界条件やアサーション等ばかりを意識していてテストコードの保守性などを意識できていませんでした。テストに関する章を読んで、保守性も意識してテストを書こうと思いました。
最後に
エンジニアリングで必要な領域がほぼカバーされていて、内容も良かったので常に手元に置いて何度も読み返したいです。 章ごとに完結する形で書かれているので、興味のある章だけ読むのでも良いと思いました。